misty's Blog

旅行が中心ですが、趣味など経験したものを書いています

パリ実質2日目(6) メトロでスリにあう

二回目のパリ 目次はこちら

 

【2011年4月18日の日記より】

引き伸ばしたつもりはありませんが、事件はここです。
事件というほどでも無いかもしれないけど・・・・

最後、ロクシタンでハンドクリーム買って、
重たいわ、疲れるわ、時間もないわ・・・
で、とにかく、メトロでホテルに帰るのだ。

とメトロ駅へ。


多分、少しほっとしていた(後は、メトロに乗るだけ)。
油断していた。
疲れていた。

 

メトロが来たよ。
さぁ、乗るよ。早くしなくては・・・・
と、思い荷物をかかえて、ゴォ~と駅に入ってきたメトロに乗り込んだ。

周りを気にしていなかったんだよね~。
いったい、その子達がどこにいたのか。
メトロの中にいたのか、
それとも、駅で待っている時にそばにいたのか。
全然覚えていない。

 

はっと気がついたのは、
メトロに乗り込むときに、
前に立ちはだかった女の子たち。

何か、多分フランス語で言いながら、私の前に立ちはだかり、
詰め寄ってきている。

?あれ?何?ちょっとどいてよ。

で、気がついた。

これが、噂の少女スリ団だ。
12~13歳くらいの(かわいい)女の子たちが集団で囲んでスリをする。

 

ちょっとどいてよっ!
と、言葉は、「ノンノンノン!!!!!」と叫びながら、
押しのけて、メトロの奥に入る。

 

どいてくれた。

 

と思って、後ろを見たら、
友達が、今度は、メトロに乗り込んだ時点で、
同じく、囲まれている。

しかも、私以上に旅慣れていない、そして性格的にもおっとりした彼女は、


女の子たちに囲まれて、ニコニコと愛想笑いをして、
ただただ囲まれているだけ

だめじゃん。

と、また私は、その中に突っ込んで、「ノンノンノン!」と
(こればっか・・・・)
彼女の手を取り、少女たちから、無理やり引き離して、
メトロの奥まで連れていく。

 

メトロのドアが閉まる瞬間、彼女らは降りていった。

 

私のバックのチャックが空いている。
やられた~。

友達にも、
「大丈夫?何か取られているものがない?」
友「うん・・・大丈夫・・・・・あっ!ポーチがない」

 

しかし、実は、私たちは、大事なものは全部(パスポート、現金、クレジットカード)首から下げる袋に入れて、セーターの中深くに隠していたので

私は、結局、何も盗まれず、
彼女のポーチには、リップクリーム一つが入っていただけでした。

だけど、狙われた事自体が、やっぱりショック。

ショックで、メトロの空いている椅子に座ったら、
奥の座席に座っていた若い男の子が何か言ってきた。

それは、やさしさなのか、嘲笑なのか、または、別の悪い人なのか、
わからないけど、
気がたっている私は、無視して、彼の顔を見ることもなくて
さっと席を立ち、反対側に行って、ずっと立っていた。

あとから、友達に聞くと、
友「私に、『大丈夫?』って言ったみたい」とか
私「じゃあ、いい人だったのかな?」
友「うーーん、でも、馬鹿にしていたみたい」
私「じゃあ、悪い人?」
友「うーーん・・・・」
と結局、わからずじまい。

また、メトロに乗るときに、私がさっさと先に乗ったときに、
友達は、手荷物がいっぱいで、バックに入れたりしていたけど、
私が先に乗っちゃったんで、あわてて、荷物を持って乗り込んだとか。

そんな様子も見ていたのかなぁ~。少女スリ団。
ま、とにかく、まさに、カモだよね~。私たち。

実は、今回のバック。
レスポートサック(よれよれだけど)を持っていました。軽いから。

いつもは、海外に行く時は、
ファスナーだけのバックは避けて、
しかもナイフで切れないような厚い生地で、
ファスナーの上から、また上にかぶせて、ボタンで止める。
そんなバックを使っているんだけど、

今回、大事なモノは入れないし、とにかく、前回重くて大変だったので、
軽いバックを・・・とレスポにしてみた。

いくら大事な物が入っていないから、こういうバックでも、
相手は、「いいカモ」だと思って狙うよね・・・・・

このバックも、敗因の一つだと思っています。

傷心のまま、乗り換え駅に着き、
やっぱり、迷いながら、あっちに行ったり、こっちに行ったりしながら、
乗り換えて、終点駅へ。

まだ心臓はドキドキしている。

終点駅に着いて、ホテルはどこだ???


昨日の朝、乗ったメトロ駅だけど、多分出口はいっぱいあるだろうし、
方向音痴で、どっちに行けば、ホテルに着けるのか、わからない。

磁石を取り出す、南に歩いていけばいいはず。
しかし、磁石も、普段使い慣れていないので、
イマイチ、使いこなせない。
今、こっちが南だと思ったら、
あれ?こっちは、南じゃない。
(なんども揺れるので、確定できない。もしかして、壊れてる?)

とにかく、環状線を超えて、南に行けばいいはずだけど、
環状線」って、フランス語で、どう言うの?これは、
調べていなかった・・・・

と、日本語で、フランス人が
「どこ、行きたいの?」と話しかけてくる。

さっき、スリにあったばかりだけど、
この人は、いい人?悪い人?

結局、いい人だったんだけど、

彼「どこ、行きたいの?(日本語)」
私「うーーーん・・・・」
なんて、説明していいか、わからない。

私「南!」
彼「南は、あっちだよ」

私と友「メルシー」

で、彼の言った方向に歩いて行く。

うんうん。こっちの感じだ。
しかし、多分ホテルに近づいたのは、わかるけど、
見た覚えがある景色だけど、
結局、たどり着けない。

ベビーカーを押している女の人なら、大丈夫だろうと、
彼女に、
「エクスキューゼモア」
「キリアドホテル」

と聞いてみる。

最初は、通じなかったけど、
途中で、
「あぁ、キリアドホテルね。あっちよ(フランス語)」と
教えてくれる。

やれやれ・・・・・やっとホテルに着いたよ。

時間はどんどん経っていく・・・