今日は、母の顛末を・・・・
その1 「お金がなくて町費が払えない」事件
母から、電話が何度もかかり、
「お金がないから、町費が払えない」
母は、すぐお金を失くす(隠す)してしまうので、もう現金も通帳も母の家に置いておけません。でも、何か必要になるかも知れないし、母も、「少しは置いておいて欲しい」というので、1万円札を一枚とか、5000円札を一枚とか、1000円札を数枚とか、置いておきます。
・・・・・・が、それが時々無くなる。
母は、「泥棒が持っていった」と言いますが、
不思議なことに、時々、なくなったはずのお財布とか、お金が入った封筒とかが、こたつの上に置かれているので、
こうやって、時々、発掘されて出てくるのです。
「お金がないから、町費が払えない」と言われた時には、
私「わかった。今日、町費を持っていくから。でも、おばあさんの家に、1万円は、あるはずだけれどね。」
と答えました。
答えても、忘れるので、さらに何度も電話がかかってくる。
そして、届けた後も、
母「お金がなくて町費が払えない」と電話がかかってくる。
私「ポチ袋に入れて、おばあさんに渡したよ」
私「玄関に置いておこうね。と言ったのに、それは嫌だって言って、自分で、電話のそばに置いていたよ」
母「そうだったかね~~」
というやり取りが何度もあり、次第に、その件で、電話がかかってこなくなったので、なんとか無事に、町費が払えたものと思っていた。(私も、すっかり忘れて、毎日、母の家に行っているのに、確認していなかった)
その3日後、いつものように、母の家に入ろうとすると
男の年配の人「〇〇さん?????」
と、声をかけられ・・・・・
私「はい?そうですが・・・・」
男の年配の人「区長ですがね~~。お宅の組の組長さんが、町費を立て替えているみたいで・・・・・」
たまたま区長さんは、町内を回って、何か配布をしていたらしい。
私「えー、あー、すみません。用意していたんですけれど・・・・・」
と言って、手持ちの私のお財布から、町費6,000円を支払った。
そうか、まだ払っていなかったのね~~。あー、申し訳ないことをした。
でも、こうやって、なんとかなるもんだ。
その2 母の家のテレビが映らない事件
火曜日の夜、母から電話がかかってきて
母「ねぇ、おたくのテレビ、映る?」
母の家のテレビが映らないらしい。
きっと、リモコンで、入力モードをテレビからビデオにしたとか、そんな事だろうと思い
私「今日は、もうこんな時間だから、私も、今、肩の骨を折っているので、今からは行けない。明日行ってあげるから・・・・・」
水曜日に行ってみると、ありゃ、こりゃダメだ。
「現在 受信できません 0020」
アンテナか?
夫を呼び、夫に見てもらったけれど、夫の判断は、「アンテナ」がなんか、前より向きが変わっている気がする。
ですが、脚立もないし、あったとしても、もう高齢者部類の夫が屋根に上るのは危険だ。
こりゃ、電気屋だ。
近所に、小さな電気屋があり、母は、昔は、何かとここで電化製品を買って、またサポートもしてもらっていた(最近は、もう買うものもないし、あったとしても、時々帰省してきた兄が、勝手に、どこか量販店で買ったりしていた)
最近、ご無沙汰だけれど、このお店、まだやっているかなぁ~。
買っていないけれど、来てくれるかなぁ~。
という思いで、電話をすると、出たのは、どうやら、年配の女性。
ややこしいことに、私の自宅から電話したのもあり、どうも話が通じない。先方の年配の女性(もう、かなり高齢か?)も、私の言う事を理解していない。
「前に、時々お世話になって、来てもらっていたんですけれど、〇〇町の▲▲ですが、テレビが映らなくって・・・・・」
留守番のこのおばあさんだけで、技術者は、外に出ているらしい。
結局、技術者から、電話を貰う事にしたけれど、とうとうこの日は、電話がかかってこなかった・・・・・
最近、買っていないから、もう相手にしてくれない?????
じゃ、どうする?別の業者を探す????
と、不安なまま、眠れず(肩が痛くて眠れないんだけれど)朝を迎えた。
私「朝、もう一度、電話してみる!」
夫「無駄なんじゃないの?」
ところが、原因は、このおばあさんであって、
また電話口に、このおばあさんが出たけれど、
私「あのぉ、昨日も電話をしたんですが、母の家のテレビが映らなくなって・・・・」
このおばあさん、私の苗字と、母の苗字と、私の家の住所と、母の家の住所と、この辺が、わからなくなっていて(母が直接連絡取れればいいけれど、電話を貰っても、出れない可能性があるので)
おばあさん「え?昨日ですか?・・・・・・・・・・・・」
おばあさん「あ、吉田(仮名)さん?なんかメモにそう書いてある」
私「いや、吉田(仮名)は名前じゃなくて、町名、吉田町(仮名)の〇〇って言ったんだけれど・・・・・」(←心の声)
また、埒が明かないか。と思ったら、
おばあさん「今、外に出ているんだけれどね~~。連絡取りましょうか?」
と言っていたら、男性に変わった。
あれあれ、外に出ているんじゃないのかい?このおばあさんも、認知症か?
男性「あー、わかりました。じゃ、(私の実家に)電話してみます」
私「あ、母が、ちょっとボケていて、電話にでれるかわからないので・・・」
男性「うーん、じゃ、直接行きます。今からがいいですか?」
私「母だけじゃ、びっくりすかも知れないので、私も今から駆け付けます」
ということで、15分後に母の家に来てもらう事にした。
結果、母の家には、二台のテレビがあり、映らないテレビを見て
男性「あー、こっちじゃないな。あっちだな」
と、もう一台(亡くなった父が使っていたテレビ)の方へ行き、
実は、こちらに「ブースター」というものがあり、父のテレビの電源(コンセント)が抜かれていた。
男性「こっちの電源を外しちゃうと、あっちも見れなくなるんですよ~~」
えーーー、そうなの。そんな簡単なことだったの。
この超感じいい電気屋さんに、
私「出張費だけでも、貰ってください」と言ったけれど、
男性「いや、いいですよ。いつもお世話になっているし」
って、最近、何にも買っていないし、申し訳ないよ。
結局、無料で解決しました。
兄にも、LINEで事の顛末を話し
「すごくお世話になっているし、これからもお世話になるから、電化製品を母の家で買う場合は、高くても、この電気屋で買ってください」
と伝えました。
前から、思っていたことですが、やっぱり、頼りになるのは、近くの電気屋さんです。
父のテレビの電源コードには、
「この電源を抜くと、もう一つのテレビも映らなくなります」という張り紙を貼っておこう。