国勢調査のチェックをしていて、明らかに記入ミスと分かるものは、修正します。
たとえば
世帯主がいて、その妻がいるとする。
けれども、妻の方に、「配偶者あり」がマークされていないのは、明らかにおかしい。
なので、鉛筆でマークします。
ですが、本人じゃないとわからないものも、いっぱいあります。
例えば・・・・・
世帯主がいて、配偶者あり。になっている。
ですが、その隣の女性。年齢からいくと、「妻」っぽい。「配偶者あり」になってるし~~。
これ、記入漏れだけど、「世帯主の配偶者」でいい??????
ですが、もしかしたら、兄弟かもしれない。
そして、世帯主の妻と、世帯主の妹の夫は、別居して別な場所で暮らしているかも知れません。
どうする~~?????このままにしておくべき?それとも、「世帯主の配偶者」にしちゃう????
確率的には、圧倒的に、
「世帯主の配偶者」ですよね~~。
この辺は、簡単なんですけれど、人数が多い世帯がいて・・・・
国勢調査は、生計を共にする人で用紙をまとめるのですが、必ず、調査番号ひとつにつき、世帯主は、一人なんです。
ですが、同居とかで、調査番号ひとつに、二世帯を記入して、世帯主が2人いる。という調査票が少なくない。
※本来、調査番号を別に取って、別々に記入してもらうはず。
「世帯主が2人いる」というのは、絶対にあってはならないので、ここは修正する必要がある。
世帯主 昭和41年4月生まれ 山田次郎さん
世帯主の配偶者 昭和43年2月生まれ 山田 愛さん
の場合、本来、調査番号をもう一つ取って、個別に書くのですが、この最終段階では、修正することも出来ません。
山田太郎さんか、山田次郎さんのどちらかを世帯主にして調整します。
子 昭和41年4月生まれ 山田次郎さん
子の配偶者 昭和43年2月生まれ 山田愛さん
にします。もしかしたら、子が「愛さん」の方がも知れませんけれど、その辺は、わからないので無理。
とやってい・・・・・
ねぇ~、これどうする????どう思う????
子 昭和41年5月生まれ 山田 太一さん
世帯主 昭和41年4月生まれ 山田次郎さん
世帯主の配偶者 昭和43年2月生まれ 山田 愛さん
前回と同じく調整すると・・・・
子 昭和41年5月生まれ 山田 太一さん
子 昭和41年4月生まれ 山田次郎さん
子の配偶者 昭和43年2月生まれ 山田愛さん
一見いいようですが、
山田 太一さんと、山田次郎さんが兄弟だとしたら、1か月違い。あり得ない。
ま、山田愛さんが、実子であれば、あり得ますよね。
でも、たとえば、山田愛さんの生年月日も昭和41年2月だとしたら、あり得ない。
うーーーん、もしかして、太一さんと、次郎さんが、双子で、
次郎さんが、4月30日の夜の11時59分に生まれて、太一さんが、5月1日の0時5分に産まれた?????
または、世帯主の山田太郎さんと、山田花子さんが再婚で、連れ子で結婚して、だから、太一さんと、次郎さんが1か月違いの誕生日でもおかしくないんだよ。きっと。
というオチにしちゃいます~~。
世帯主が男性で、世帯主の配偶者が、40歳以上の女性だったりすると、これ、世帯主の父母の間違いじゃないかなぁ~~。
でも、あり得ない。こともないよね~~~。
ほとんど書かないで提出されているものもあり、「言いたくないんだよね~~」「面倒なんだよね~~」という感じですが、いずれは、この調査、なくなることもあるのかなぁ~~。